歴史的必然

歴史において個人が国家を通して人類的な立場に永遠なるものを建設すべく身を捧げる事が生死を超える事である。
自ら進んで自由に死ぬ事によって死を超越する事の外に、死を超える道は考えられない。

 

歴史的現実

田邊元

 学生たちは戦地に赴く理由を求め、藁をもすがる思いでこの「歴史的現実」を読んだことだろう。

 田邉は膨大な哲学の知識を駆使して、歴史的必然に従って、永遠となるべく自らの意思で死ね、と田邉は言っている。しかしこの結論にたどり着くのは論理ではない。

私見では第二次世界戦争は「世界最終戦」であろうとひそかに信じている。
この最終戦を戦い抜くために国民を領導することこそ今日以後の戦国政治家の任務であらねばならない。

「大戦を最後まで戦い抜くために」

尾崎秀美

(『改造』1941年11月号)

 尾崎秀美はゾルゲ事件で有名なゾルゲスパイグループの一員であり、当時の近衛内閣のシンクタンクの一員だった。

 改造等の雑誌に戦争を煽る記事を寄せていた。

​ コミンテルンの意図に従い、日米開戦世論を煽った。

そもそも資本家地主の支配階級に対してプロレタリア農民が奮起し、闘うのは何故か。
搾取があるからです。
搾取を一刻でも長くつづけようとするために、あらゆる方法で行われる抑圧があるからです。
それらを可能にしている資本主義体制と闘うのは、歴史の必然の力であります。

 

同志たちは無罪なのです    宮本百合子

 労働の搾取はマルクス主義の重要理論であり、共産主義革命の